Dacang's profile中国の田舎の街でPhotosBlogListsMore Tools Help

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    April 29

    ブタペストでタコになる、の巻

     
    今朝フランクフルトから北京に到着。今は時差ぼけの真っ只中であります。
     
    さて、ハンガリーでのお話。
    ヴェスフレムでの会議も無事に終わって、初めて海外に出た同僚の若い中国人スタッフを置き去りにして、ドライブを楽しみながら一人ブタペストに帰りました。
     
    ちょうど菜の花の季節。小さな村々と教会の塔と、見渡す限りに広がる目にも鮮やかな黄色い菜の花。
    うーん、やっぱヨーロッパの街を一人でドライブするのはいい気持ちだねぇー!! 時間の余裕を見て早めに出たから、のんびりと景色を楽しめるぞ!天気もいいし、風も気持ちいいねー! こんなヨーロピアンライフは、たまりまへんなぁー!
     
    ルンルン気分で1時間半ほど走ってブタペストに到着。あとは街から30分程度で飛行場だけど、まだ3時間近くも時間ある。ちょっと早すぎたかしらん。 えーっと、街に近づいて車が増えてきたね。あ、飛行機のマーク、でも絵がちっちゃくて、気付いたときには通り過ぎちゃった。まぁいいさ、まだこの先標識もあるだろうし。
     
    えー、町の中心部に突入。すごい渋滞。そろそろ曲がった方がいいと思うけど、案内がないね。ま、いいや、そろそろ曲がっちゃえ!えい!
    それにしても表示が小さいしみんなハンガリー語だし、この道でいいのかしらん。でも方向は間違いないはず! ずいぶん走ったけど、じぇんじぇん見覚えのない景色。あれ?右側に川が見えるぞ。えー、地図見ると・・・  あらら、だいぶ前に曲がっちゃったみたい・・・ 気を取り直して後戻りして、と、まぁ、まだ時間あるからいいでしょう!
     
    さて読者の皆さん、そろそろ話のストーリが見えてきましたね! そう、その通り、この後 Dacang は迷いに迷って、残り時間は早くもあと1時間半。
     
    う゛ー、う゛ー、やばい。 もう限界だ。これ以上迷うわけにはいかない。言葉が通じようと通じまいと、誰かに聞くしかない。車停めにくいけど無理やり停めて、おじさーん、道教えてぇー、 えーエアポートへ行きたいの、私。 そう、エアポート。うーん少し自信ないみたい。じゃ、いまどこ?地図の何処にいるの?私たち。 え?分からない? 今どこか知りたいだけなのに・・・ え?必死に自分の目を指差してる・・・ あー、茶色のメガネ。 あーあー、目が不自由だったんですか、失礼しました!
     
    よりによってこんな時に目の不自由な方に道聞いてしまった。でも方向だけは教えてくれたぞ!ありがとうございました。
    えー、次の方、道教えてー! って、呼び止めた人振り返ったら、あらー、どう見てもアラブ系の人だ! 言葉ぜんぜん分からない! どうしよう、でももう限界、聞くしかないじゃん! なりふりかまわず問い詰めたら、携帯で電話かけて、英語の分かる友人を出してくれた。 ホントにご親切にありがとう! 旅先の情け、胸に沁みますぅー!
     
    さて、道も分かったけど、大渋滞! 時間ない! この調子じゃ、空港に着くのは45分前くらい。 レンタカー帰さなきゃいかんし、国際線だしイミグレもあるし、かなり厳しい。イライラ、煙草プカプカ、すぐ消して、またイライラ!!
     
    あー、やっと見覚えのある風景に出た。あと、わずかだ!ホントにギリギリ間に合うかどうかだ! 急げぇー! 飛ばせレンタカー!! 空港が左に見えてきたから左車線に入って、全速力ぅーー! ・・・・・・・・ っと、 え?え? またまたちっちゃい看板で右に曲がれ? って、猛スピードだから間に合わん!! あー、行き過ぎた!! この先このまま高速道路ぉー? え、次の出口は5km先ですぅーー??
     
    お、終わった。
     
    この後、離陸15分前に空港について、同僚と無駄話ばかりでチンタラ処理のレンタカー屋にももう腹も立てることもなく、4時間後の飛行機に無事乗り込んで、フランクフルトの田舎街のホテルに10時過ぎに到着しました。実はこの夜、世界中から集まった同僚100人と豪華なディナーパーティーがあったのです。ドイツの古い街の古城での、すばらしい環境のパーティーだったそうです。なんでお前は参加しなかったんだと、みんなに言われました。
     
    ブタペストの、ぶゎっかヤロー!! もっとでっかい標識出しとけぇー! お願いだからね。
     
    後の祭りの寂しさに、黒い森の奥から聞こえる鳥の声が妙にマッチして、その日の Dacang の夜は静かに更けていったとさ。
    おしまい。
     
    April 21

    明日からハンガリー

     
    明日からはハンガリー(匈牙利)に出張。
     
    ハンガリーもちょっと前までは共産圏の国でしたが、今では普通のヨーロッパの街。
    首都はブダペストで、街全体が石造りの歴史ある建物ばかり。近代的なビルは驚くほど少ししかありません。ブタ地区とペスト地区が川を隔てて位置していて、その川沿いの丘の上に見事なパレスが聳え立っています。一回りするだけでヨーロッパの古い文化を肌で感じられる、とても素敵な街です。
     
    出張先はそこから車で3時間ほどのヴェスフレムという田舎の街。どうも田舎街ばかりに縁があるみたい。
    今回は移動日が日曜日なので、空港でレンタカーを借りてそこまでドライブを楽しむ予定です。
     
    ヴェスフレムは私の住む中国の田舎街とはまたちがって、これが徹底的な田舎街。
    人たちは概して節約家で、生活は質素。ムダ遣いをする様子はありません。街には商店やレストランがとても少なく、夕方になればみんな家に帰ってしまうのか、中心部でさえひっそりとしてしまいます。その家々にも、あまり人の住んでいる気配が感じられません。街全体が気味の悪いほど静かです。
    ちょっと華やいだ感じがあるところといえば、マクドナルドとインターネットカフェ位のもの。ただうれしいのは、そのマクドナルドでとってもおいしいカプチーノが飲めることです。
    それにしてもこの街では、いやハンガリーでは、若者たちはどこで遊んでいるのでしょう。逆に日本は、若者を対象としたホットスポットが多すぎるのかもしれません。
     
    有名なお酒は、トカイというとても甘いワインと、パリンカというスピリッツが有名です。甘いワインというとエーっと思いがちですが、アイスワインのようなおいしさがあります。またパリンカはとても強いお酒ですが、色々な果物をベースに作られているので、とてもフルーティーな香りの良いお酒です。
    食べ物はこれといって特別なものはありません。刺激の強い中華料理に慣れてしまった私にとっては、全体的に素朴でおとなしい味付けに感じられます。
     
    こう書いてきて、なんとも特徴のない文章になってしまいました。そう、とにかく静かで、チャラチャラしてなくて、石造りの古い建物のようにどっしりとした重厚な印象を受ける国です。落ち着いて色々な事を考えるには、うってつけの環境。反省しなきゃならない事の多い日頃の生活を、ちょっとゆっくり見直してきましょう。
     
    帰国はゴールデンウィークが始まる日。そのままこの田舎街には帰らず、寧波と義烏と上海へ遊びに行ってしまいます。
    2週間、住み慣れたこの部屋ともお別れ。お魚君たち、飢え死にしないで頑張るんだよーー!
     
    April 16

    朝のニュース

     
    朝の7時からはケーブルテレビでニュースを見ています。つい先日までは「南京零距離」という夜の人気ニュース番組を朝に再放送していました。久米宏さんがやってたニュースステーションと同じ乗りで、世間の矛盾にバッサバッサと切り込んで、とても面白い番組。役所仕事に対する批判も多く、役人に逆らうことができない、という中国の印象を変える番組です。
     
    それが最近番組編成で、朝の7時からは生中継のニュースが始まりました。朝7時といえばニュースのゴールデンタイム。前日の再放送はいくらなんでもと思っていたら、やっと生放送になってくれました。
     
    ところが、その内容は・・・・
    ある日の7時15分頃のニュースをご紹介すると、
     
    その壱
    あるお客さん、レストランで食事をしようと椅子に座ったら、ケガをしてしまいました。前のお客さんがビール瓶を割ってケンカした為に、その大きな破片が椅子に残っていて、その上に腰掛けてしまったから。ズボンにも大きな穴が開いてしまったのです。
    お客さんはその場で店に賠償金として300元要求しましたが、店は100元しか出さないという。店の主人とお客さんがケンカになりそうになりましたが、民警が仲裁に入り、200元の賠償金で決着しました・・・
     
    その弐
    あるお客さんが某有名スーパーで、1元でチャーハンを買ってその場で食べました。すると酸っぱい味がする。これは腐っているからと、店にクレームをつけたところ、売り場責任者が出てきて、「当社の決まりは一賠二(問題があった商品は2倍のお金を弁償する)なので、2元返します」と答えたそうな。少し食べてしまったお客さんは納得しない。公安の仲裁で、病院の診察費と医療費を出してもらうことで決着しました・・・
     
    うーん、それにしても朝のゴールデンタイムに放送する内容なのだろうか・・・?? それに、その現場にカメラがいるところがすごい。やらせの様にも見えないし。また、内容がなんとも下らない。こんな事は知る必要もないし、第一売り場責任者の発言がお粗末・・・
     
    なーんて、朝っぱらから色々考えてしまうニュース番組なのであります。
     
    ちょっと前の「南京零距離」でも、すごい内容を放送してました。食品安全特集では、
    ①黒ゴマのほうが白ゴマより高く売れるので、白ゴマを着色して売ってる。染料は不明。
    ②鮮やかな色の雪菜が高く売れるので、農家のおばちゃんが食品染料で色つけしている。「おばちゃん、瓶に書いてある使用方法守ってる?」「あたしゃ字なんか読めないよ。は・は・は!」
    ③豆腐屋さんが豆腐を床のコンクリートの上に並べているが、すぐ横で歯を磨いて床に吐いてる。
    ④中秋節名物の月餅の中には、期限ぎれ再利用してるものがある。(ペコちゃん騒動の先取り?)
     
    うーん、数え始めたら切りがないぞ。中国の友人は、加工食品はなるべく食べないと言ってる。
    いちいち気にしてたら生きていけないけど、どちらにしてもあんまり長生きはできそうもない感じなのでありました・・・
     
    April 07

    すっかり風邪ひいた

     
    う゛ー、春だというのに、すっかり風邪ひいちまったぃ!
     
    仕事してて、どうもヒザやらの関節が痛い。腰も痛い。年のせいかとも思ったが、妙におかしい。よく考えればのども痛い。考えなくても痛い。こりゃイカン!どうも風邪をひいた様だ、難儀だ、午後帰っちゃおー、と、家に帰って横になって、熱測ったら38.5度。やれやれ、この忙しいのにえらいこっちゃ、でもちょっと嬉しい。
     
    私の田舎町では、風邪をひくとすぐに病院に行けといわれる。中国に来て間もない頃は真に受けて、病院へ行ってしまった。街で一番大きい第一病院。大きな病院で、MRI(核磁気共鳴映像装置)まで持ってる。そう言えば頭痛と耳鳴りが激しかったとき、面白がってMRIで脳の輪切り映像を撮ってもらった。日本じゃ頭痛だけじゃ撮ってくれんだろう。記念にフィルム持ってる。
     
    風邪ひいて病院に行くと、外国人の特権で偉い先生にすぐ診てもらえる。中国では病院もコネがないとまともに相手をしてもらえない。医療保険制度が整っていないから、農民など現金の持ち合わせのない人は、まともな治療が受けられない。悲しい現実だが、お金がなければ、病気が悪くなっていくのをただ見ているしかない。農村には、麻酔なしでヤットコで歯を抜いてくれる抜き屋さんがいるそうだ。
     
    話が横にそれたが、風邪で診てもらうと、大抵は「ハイ、点滴!」となる。普通の注射ではなく点滴だ。きっと体には優しいのだろうが、これが下手をすると2時間もかかる。その間、固い木のいすに座って、狭い部屋の中で何の病気で具合が悪いのか分からない人たち20人位と一緒に、ひたすら液が落ちきるのを待つしかない。熱が出て具合が悪い人にとって、これは拷問に近いのであります・・・
     
    という訳で、断じて風邪などでは病院には行かないことにしちょる。
    でも最近不整脈でボチボチと心臓が止まってくれるので、やはり近いうちに行かなきゃいかんようだ。まさか不整脈を点滴で治すとは言わないよねーー! お願いします、大夫さまぁー!
     
     
     
     
    April 01

    桃の花が咲いた

     
    お正月に遊びに行ったお友達の家で桃の花が咲いたので、また遊びに行ってきました。
     
    バスを降りて、春の匂いのする道をのんびりテクテク歩いていくと、ちょうど後ろから、お友達の甥っ子とそのお母さんが、自転車に乗ってやってきました。甥っ子は、無邪気な目を輝かせながら、私に見せたいものがあると言います。そして急いで庭の中に駆け込んで行くと、かごを抱えて来て・・・
     
     
    ワァ! ハリネズミです。
    庭に出迎えてくれたお父さん、家の周りには、50cmにもなるような大きなハリネズミもいると教えてくれました。
    かく言う私も子供の頃、裏山でリスを見つけ追い回していたら、手足を開いてフワァっと飛んでいってしまい、あ、ムササビだったんだ!と、ビックリしたことがありました。
    自分の身近なところにこんな動物たちがいると、なにか一緒に暮らしているみたいで、とても楽しくなってきます。
     
    桃の花は、とてもきれいに咲いていました。
     
     
    お父さんの案内で家から外に出て、裏山のほうに登って行きました。テレビを見ていた甥っ子も、息を切らしながら追いかけてきます。
    家の周りには桃の木がたくさん植えられていて、それもいろいろな種類があって、花も濃い色から淡い色まで賑やかです。
    一緒に杏の木もたくさんあるのだけれど、残念なことに花はみんな散ってしまっています。お父さんは、「全部咲いたときは雪が降ったみたいに、あたり一面真っ白になるんだよ!」と、何度も何度も教えてくれました。
     
    杏の花はきれいです。細い枝に沿って、あふれる様に咲きます。もしも機会があったら、来年は杏の花を見に、また遊びに来ようと思いました。
     
    甥っ子は山に入ると、長いススキやら、木の枝やらを取ってきてはお爺ちゃんの背中を叩いて怒られます。怒られるとまた一目散に駆けていきます。男の子にとって裏山は、どんな遊園地にも負けないくらい何でもそろっている楽しい遊び場。どんなに走って疲れても、ちょっと休んで、また駆け回ります。
     
     
    家に戻って昼食をいただきました。家で採れた韮で作ったニラタマ炒めがとてもおいしく、そして私の大好きな卵とトマトのスープも出していただき、久しぶりにご飯をお代わりしてしまいました。
     
    「毎週日曜日には遊びに来なさいよ!」 お友達のお母さんが、帰り際にそう言ってくれます。静かなところでお昼寝なんて、いいかもしれませんね。また寄らせていただきます。お元気で。