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日志


3月31日

幸せの棲む場所 vol. 2

 
最近、時々心臓が止まることに気づいてから、なにやら毎日が楽しくなってきました。
 
どうも心臓がゴロゴロするので、何気なく脈を取ってみたら、ゴロッとするときは脈が止まっていました。一瞬驚いたけれど、すぐに、ニタニタしている自分に気がつきました。心臓というものは止まる物なのだということが、改めてよく分かりました。
心臓がずっと止まってしまえば、もちろんこの世界とはお別れです。知らない場所へ行くことになるのか、そのまま消え入ってしまうのかは分かりませんが、とにかく今の生活は、その時を境に終わるのです。
 
終わる。
そう、終わりがある物の中にこそ、幸せは棲んでいるのかもしれません。いえ、終わりがある、という意識の中にこそ、幸せは棲み続けることができるのでしょう。
 
どんなに楽しいことでも、終わりが来なければ、それは苦しみに変わってしまいます。楽しいことが一度終わって、その後に苦しみの時を過ごさなければ、だれも次の幸せを迎えることができません。
宮沢賢治のいう「有機交流電燈」は、幸せと切なさが交互に折り重なることでようやく、灯り続けることができるのです。その山と谷が、高く、そして深いほど、電燈は明るく輝くことができるのです。
 
私はこの電燈が、時に強く、そして時に穏やかに、自分のリズムに合わせて灯ってくれることを願います。
そしてその灯りが、誰かの足元を照らすことができるのなら、それはなんと幸せなことでしょう。
 
心臓が今も、ゴロゴロと自己主張しています。「メメント・モリ」の意味を少しだけ教えてくれたこのオンボロの心臓に感謝しつつ、今日は穏やかな気持ちで休みたいと思います。
 
3月28日

ふられました~地雷バトン~

 
★★ルール★★
・これは地雷バトンです。黒豚さんちで踏んでしまいました。
 踏んでしまったら、あなたも必ずやりましょう。
 タイトルに『離婚します』『別れます』『ふられました』
 のどれかを書かなければなりません。


★現在のメールアドレスの意味は?
 
名前から

★今の着信音は??
 
通常は、未森さまの「ちょっと海まで」。でも人によって変わります。

★待ち受け画像は?
 
太陽系の星々が、くーるくる回るやつ。
 
★お酒は飲める人?
 
生きてる親の遺言で、飲みませんです。

★ストレス解消法は?
 
一人でいること。

★煙草は吸う?吸う人は銘柄も。

すいます。7元の一品梅。

★口癖は?
 
大丈夫! 

★これを聞くと切なくなる、という思い出の曲はある?
 
僕の森 (遊佐未森さま)

★その理由は?
 
山を必死に登っていた頃の、つらく楽しかったあまたの事を思い出すから。

★好きな相手で音楽の好みは変わる?
 
変わらないと思います。

★結婚は何回したい?
 
わが人生に制約なし。 

★生まれ変わったら何になりたい?
 
とんび  

★異性の友達はいる? 
 
いる

★男女の友情ってあり得る派?
 
もちろん、ありえる

★それはなぜ?
 
加齢と共にねぇ、そうなるんすよ。

★グッとくる異性の仕草は?
 
笑顔に、コロリ。 
  
★異性の第一印象、まずどこを見る?
 


★外見で好きなタイプは?
 
リスの様なひと。
 
★内面で好きなタイプは?
 
未森さま。(きっと)

★交際・結婚相手とケンカは必要だと思う?
 
平和が一番。
  
★お腹空いた?
 
一日食べなくても、平気なことがある。

★最近あった小さな幸せを教えてください。 
 
帰りに寄ったパン屋の女の子と、お話した
  
★最近あった大きな幸せを教えてください。
 
半年ぶりに日本に帰って、毎日クルクル寿司へ行った。

★最近あった小さなショックを教えてください。
 
大切な仕事忘れてた。

★最近あった大きなショックを教えてください。
 
心臓が時々止まるのに気づいた。不整脈じゃーー! 

★今やりたいことは? 

北アルプスの稜線で、風に吹かれてみたい。
 
★次に遊びに行く予定は??
 
この週末は、お正月に遊びに行ったお友達の家に、桃の花の写真を撮りに行きます。
お友達は日本へ行っちゃったけど、お父さんとお母さんと甥っ子に、ご挨拶してきます。
 
★財布の中身は?
 
パン屋さんでお金払おうとしたら財布空っぽで、あわててATMでお金おろした。
 
★何歳 (いつ) に戻りたい? 
 
今のままでいいけど、ずっとこのままでいたい。 
   
★最近のマイブームは?
 
お魚の世話。一匹数元のお魚達のために、一体いくら使ったことやら。
 
★今一番行きたいところは?
 
中国人になって、チベット中を歩いてみたい。

★今まで何のバイトした事ある?
 
スキー場で5シーズン。
その他、電球工場、果物屋さん、年賀状配達、鉄くず屋さん、塾の用心棒、住宅地図調査、キャディーさん、建築現場、ボーイさん、などなど
  
★今何食べたい?
 
日本から買って帰ってきたチョコ食べよっと! 

★明日は何が起こると思う?
 
心臓がとまりませんように。
 
 
わぁーぃ、すんげー時間かかっちゃった。でもたまにはこうして自分を見つめなおすのも面白いわさ。
皆さんも、ご一緒に、どうぞぉーーー
 
3月26日

日本で思うこと

 
今週は半年振りに日本へ里帰り。一週間を過ごして、明日また中国へ帰ります。
 
あー、やっぱり日本はいいなぁー、 と思ったのは中国で暮らし始めてから4年間くらいで、それ以後は日本へ帰っても特別な感慨にひたることはなくなりました。それどころか、日本へ帰ると戸惑うことも出てきました。特に新技術には疎くなっていて、ワンセグだのEdyだの、知らないことが多くなりました。
 
日本では周りの人にすごく気を使っていて、迷惑をかけることを極端に嫌います。自分を抑えないと、調和した生活が送れません。一方、中国では自分のやりたいようにやるのが一般的で、普段はさほど気を配ったりはしません。
どこで線を引くかの問題ですが、「わがまま」「自分勝手」、に対する線の引き場所の違いが、国民性として出てくるだけです。
日本だけで暮らしていると、周りに人に気を配る日本人の生活が一番いいと思いがちですが、中国の基準から考えると、遠慮ばかりしていて自分を表に出さない、だから人間性が伝わってこない、人と人との本当の付き合いができない、と言う事になります。日本で生活したことのある中国人はみんなそう言いますし、私自身も最近はそれを強く感じます。個性を感じることができず、みんなが同じに見えてきます。
 
話題になっている事の内容も、実は生活にはあまり必須ではない事が多い。先ほどの新技術にしても、新製品にしても、生活を便利にしてくれる物ではありますが、どうしても必要な物ではありません。これらを知らなくても、充分普通の生活ができます。
ところがその割りにとても大きな事として宣伝されているので、その差に気がつくと、何か虚しさを感じます。地に足が着いていない感覚に襲われます。
 
人と人との付き合い方にしても、話題になっている物事にしても、とても表面的な物の様に感じてしまうわけです。
 
一方中国では、多くの人がまだ豊かではありません。便利さを求める前に、まず豊かになることが必要です。ガツンガツンとぶつかり合いながらも、少しでも自分が前に出て、早く豊かにならなければなりません。地に足を踏ん張って、真剣勝負の最中なのです。
 
隣同士なのに、人との付き合い方や話題となる物事に、大きな差がある中国と日本。その差の分だけ摩擦も生じますが、とりあえず今の私には、腹を立てたり心の底から笑ったりという中国の生活のほうが、刺激的で楽しく思えます。8年近くも生活していてまだ刺激的、というところに、中国の懐の深さがあるのでしょう。
 
明日から、またそんな生活です。
 
3月12日

幸せの棲む場所 vol. 1

 
幸せは色々な所に棲んでいて、それを見つけられなければ、生きていくことができない。
 
楽しさの中に棲んでいる幸せは簡単に見つけられるが、本当にそれだけなのだろうか。
 
学生の頃は、山に登りたくてしかたなかった。
登りたくなると言う事は、それが幸せだからなのだろう。しかし登る行為自体は、苦しみの連続だ。30kgにもなる重い装備は肩に食い込み、足は震え、汗が体を流れ落ちる。怪我もするし、死の危険すらある。
 
また高いところから見る景色が好きなだけなら、飛行機の窓から見下ろす景色のほうが何倍も素晴らしい。しかしその幸せは、頂上に着いたときの幸せに遥かに及ばない。この差はどこにあるのだろう。
 
山登りが好きな人なら、こんな問いに対する答えは良く知っている。鉛のように重くなった足、胸元から立ち上る汗のにおい、ズキズキと痛む肩、そしてここに至るまでの苦しみぬいた長い長い時間。これらが一緒にそこにいないと、頂上での幸せを味わうことができない。
 
だから幸せは、長い苦しみの中にも棲んでいるとしか思えない。
ただ、苦しみの先に喜びがあることを知らなければ、その苦しみに耐えることができない。頂上で味わえる幸せを思い浮かべなければ、登っていくことはできない。
 
今の苦しみが、いつの日か喜びに変わることを想像できるかどうか。
想像できた時、その苦しみの時間の中でさえ、胸の奥に熱いものを感じつつ前に進むことができる。
しかし想像ができない時、苦しみは苦しみでしかなく、心は冷えて底知れぬ螺旋階段を下っていくことになる。
 
書き始めては見たものの、結局何を書くべきか、ここに至って言葉が見つからなくなった。
もうすこし色々な事を考えてからでないと、今の私には、これ以上は無理のようだ。
 
3月10日

お友達の家

 
春節の初一(中国の元旦)に、お友達の家に行きました。
 
毎年春節は、どこか遠くへ旅行に行くのだけれど、今年はちょっと疲れていたので近くのチンタオに行くだけにして、初一はこの田舎の街で過ごすことにしたのです。
 
お友達の家は、私の街から海へ向かってバスで30分、小高い岡のふもとにあります。ちょっと寒いけど、とてもいい天気です。バスを降りるとお寺があって、初詣の人たちがのんびりと歩いています。友達はこのお寺まで迎えに来てくれます。
 
お友達は昔、私の会社に勤めていて、3年ほど日本で勉強したり働いたりして、半年ほど前に中国に帰ってきました。大学の先生になるのが夢で帰ってきて、もう少しで夢が叶うところだったのだけど、結局先生になることはできませんでした。彼女はもう一度、日本へ行って働こうと思っています。
 
暖かい陽だまりでのんびりと待っていると、彼女は甥と一緒に迎えに来てくれました。そのままお寺の裏側の斜面を登って行けば、近道なんだそうです。斜面には桃とかブドウの木が植えてあって、暖かい日差しの下、ほんのりと土の匂いがします。畑と土の匂いなんて、もう何年も味わったことがなかったような気がして、ちょっと元気が出てきました。
 
お友達の家は、斜面に沿った土造りの典型的な農家でした。門の前では家族や子犬が迎えてくれます。お正月だというのに特別な飾りも何もなく、かえってその素朴さに心が和みます。
 
中国の都市部では、特別なお金持ち以外に個人が一戸建てを持つことができず、みんなアパートです。でも農村は質素だけれど一戸建てを持つことができ、庭に木を植えたり花を育てたりできます。コンクリートに囲まれた都市部の生活から抜け出して、こんな土の匂いあふれる家に来ると、実家に帰ったように落ち着いた気持ちになることができます。庭で子犬が遊び、鳥のさえずりが聞こえてきます。
 
手づくりのお昼ご飯をいただいて、午後は裏山に登りました。お友達と甥と、お友達の兄さん夫婦と一緒です。裏山には庭石のように大きな石がたくさんあって、松の木がまばらに生えていて、庭園のようにきれいです。こうして皆で山に登るなんて、本当に久しぶり。2時間近く歩いて、断崖の石の上に腰を下ろして遥か遠くを見下ろして、また皆でおしゃべりをして、特別なことは何もないのに、なんて素敵なお正月なんでしょう。
 
お友達ももう30歳。付き合っていた彼と離れて、また日本へ行くことになります。結婚の早い中国では、周りの人から圧力がかかってきます。
 
先生になることはできなかったけど、そしてまた日本での寂しい生活が始まるけど、しっかりと目標を持ってがんばって下さいね。あなたの故郷には、こんなに素晴らしい家族と豊かな自然が、あなたを応援しています。いつかまた、先生になる夢が叶うことを、私も心から願っています。